居場所づくりのメリットについて
期待されている効果
みなさんも身近な地域にみんなの居場所づくりを始めませんか? こども(地域)食堂には、孤食や貧困対策だけではなく、地域の人々がつながりあい、少しずつコミュニケーションを築いていく過程を通じて、みなさんが住んでいる地域が、安全で安らぎのある、たのしいまちとして促進されていくという大きなメリットがあります。こども・保護者・地域住民の食生活の改善(食育)
好き嫌いや小食の改善。孤食の防止。食事のマナーが身につく。貧困家庭の食事支援など。こどもの生きる力の向上
人にやさしくなる。思いやりが生まれる。感性や自主性が育まれる。挨拶するようになる。自己肯定感が高まるなど。こども・保護者・地域住民の生活全般の改善
こどもの生活に必要な技術が身につく。こどもや家庭を他の支援へつなぐ。こどもの悩みを共有でき、親が一人で悩むことがなくなるなど。こども・保護者・地域住民の充実感の向上
にぎやかで楽しい。高齢者・ボランティアスタッフの生きがい・健康づくり。親子がほっとできる場所、スタッフの居場所など。こども・保護者・地域住民のつながり促進
こどもの交流、保護者の交流、地域住民の交流。親子・高齢者の孤立防止。親子とも人を信頼できるようになる。地域住民のこどもへの理解が深まるなど。育児状況の改善
保護者の育児相談・子育てサポート。保護者同士の子育てなどの情報交換ができるなど。こどもの防犯
こどもの非行の防止。こどもの見守りなど。地域づくり
地域の賑わいの創出。地域の震災等災害時の対応力向上など。こども食堂運営者や利用者への聞き取りアンケートの感想、実施者が評価するこども食堂の効果(町田・長井・吉田2018)による
地域のつながり再構築→地域の活性化に!
何かあった時に早期に気づくことができ、必要な機関につなぐことができる。
このような、地域での“よりどころ”を、一つでも多く増やしていきたいと思っています。
“貧困”という定義を、経済的なものだけではなく、“心の貧困”などと広義に解釈して、食やコミュニケーションを通じて地域力でカバーできる仕組みを作っていかなければならないと感じています。
多世代交流拠点の5つの価値
- にぎわいづくり
- こどもの貧困対策
- 孤食対策
- 子育ての支援、虐待予防
- 高齢者の生きがい・健康づくり 人生100年時代(認知症予防、介護予防に役立つ)